サウジアラビア料理と聞いて、どんな料理を思い浮かべますか?
「スパイスが強そう」「お肉中心?」「イスラム文化だから制限が多そう」そんなイメージを持つ人も多いかもしれません。

実際に現地を訪れてみると、サウジの料理は想像以上に素朴で、奥深いものでした!
豪華な宮廷料理というよりは、砂漠で育まれた保存性と合理性を重視した食文化。そこにイスラムの価値観、交易による外来文化、そして近年の都市化が重なり、現在のサウジアラビア料理が形づくられています。
この記事では、サウジアラビア料理の特徴と代表的な料理を、わかりやすくご紹介していきます。
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サウジアラビア料理の特徴とは?
① イスラム文化とハラール
サウジアラビアはイスラム教発祥の地であり、食文化もイスラム法(シャリーア)に基づいています。
- 豚肉は食べない
- アルコールは禁止
- 食材はハラール(イスラム法で許可されたもの)であることが前提
そのため、肉料理は鶏肉・羊肉(ラム)・牛肉が中心になります。

中東・アジアの国々でも、イスラム系の食文化は系統が近い印象です!
② 主食は「米」と「小麦」
中東というとパンのイメージが強いですが、サウジでは米料理が非常に重要なポジションを占めています。
特に長粒米(バスマティライス)をスパイスとともに炊き込むスタイルが主流。
一方で、小麦を使った料理や平たいパン(ホブズ)も日常的に食べられています。

ケバブのようなラップやピタパンが食べられることも。
③ スパイスは使うが「激辛」ではない
インド料理のような強烈な辛さはありません。
カルダモン、クローブ、シナモン、クミンなどを使い、香りを重視する味付けが特徴です。
全体的に「優しいスパイス感」で、日本人にも比較的食べやすい料理が多い印象です。

タイや韓国などの方が、もっと激辛料理の多い印象!
④ 大皿文化と共有スタイル
サウジでは大皿に盛られた料理を家族や仲間で囲んで食べるスタイルが一般的です。
特に祝祭やラマダン明けなどでは、巨大なライスプレートが登場します。
「食事=社交・もてなし」という文化が色濃く残っています。

今となってはおひとり様用のグルメもありますが、伝統的な家庭料理は、大皿が主流みたいです!
サウジアラビアの代表料理8選!
ここでは、サウジアラビア旅行に行くならぜひ知っておきたい、代表的な料理をジャンル別に紹介します。
グルメ編
1. カブサ(Kabsa)

カブサ(Kabsa)は、サウジアラビアの国民食ともいえる代表料理。起源はイエメンとされ、サウジアラビア以外にもアラブの国々で人気の料理です。
スパイスで炊き込んだライスの上に、チキンやラムを豪快にのせた一皿。
大皿に盛り、4~5人くらいで手を使って食べるのが主流。
トマトの風味で、カルダモン、シナモン、クローブなどの香辛料とともに煮込んで炊き上げます。
2. マンディ(Mandi)

マンディ(Mandi)も、イエメンを起源とされる料理ですが、サウジ全土で非常に人気がある料理。
スパイスで味付けしたチキン、ラム、またはヤギ肉を長粒米(バスマティライス)と一緒に穴を掘ったタンドール(地下オーブン)で燻製調理する伝統料理です。

カブサ(Kabsa)が煮込み系なのに対して、マンディ(Mandi)は燻製調理のパラパラ系みたいです!
スモーキーで柔らかい肉と風味豊かな香りの米が特徴で、大皿で供される人気料理です。
3. ジャリーシュ(Jareesh)

ジャリーシュ(Jareesh)は砕いた小麦、肉、野菜、ヨーグルトをスパイスと共にじっくり煮込んだ、クリーミーで栄養価の高いお粥のような料理です。
優しい味わいが特徴で、家庭的なサウジ料理の一品。

大阪・関西万博のサウジアラビアパビリオンでも提供され、少し注目を浴びたようです!
4. シャワルマ(Shawarma)

シャワルマ(Shawarma)は、主に中東地域発祥の、回転する串焼き肉をピタパンなどに挟んだ、地元民にも大人気のストリートフード。
起源としてはトルコ発祥の「ケバブ」がアラブ風に進化したもので、サウジアラビアでは「シャワルマ(Shawarma)」という名称になったんだとか。

味や見た目はケバブに近いですが、お店によっても材料やソース、味が異なります!
鶏肉(チキン)が最も一般的で、牛肉や羊肉、またベジタリアン・ビーガン向けの「ファラフェル」なども選べることが多いです◎
サウジアラビアでおすすめの「美味しいシャワルマの食べられるお店」は、以下の記事の①に掲載しました!気になった方はぜひチェックしてみてください👇
5. ムタバック (Mutabbaq)

ムタバックは、「Mutabbaq」「Murtabak」「Martabak」などと呼ばれ、アラビア語で「折り畳まれたもの」を指します。
サウジアラビアやイエメンなどの中東に限らず、東南アジア(マレーシア、インドネシア等)のイスラム教地域でも親しまれています。
薄い生地に具材を包んで焼いた、パンケーキや揚げパンのような料理。

中東や東南アジアの屋台で見かけることが多い料理です!◎
スイーツ&デザート編
6. クナーファ(Kunafa)

クナーファ(Kunafa)は、細い生地とチーズを重ね、甘いシロップをかけた中東の定番スイーツ。
最近韓国を中心にバズっている「ドバイチョコ」にも使用されている、細くてザクザクの「カダイフ」というものがクナーファ(Kunafa)の生地にも使われています。
外はカリッと、中はとろける食感。

中東のスイーツは甘くて罪悪感のあるものが多い印象!
それでも一度は味わって欲しい一品です👀
7. デーツ(Dates)

サウジアラビアは、世界有数のデーツ生産国。
ホテルに行くと、大体デーツとコーヒーがロビーに置いてあったりします。
栄養価が高く、ラマダンの断食明けにも食べられます。
街中や空港にも沢山売られており、お土産にも最適です!
また、サウジアラビアのスタバには「デーツラテ」というものもあったりします。
飲み物編
8. ガフワ(Arabic Coffee)

アラビックコーヒーとも呼ばれる「ガフワ」は、カルダモンを加えた薄めのコーヒー。
小さなカップで少量ずつ提供されるのが特徴です。
おもてなし文化の象徴ともいえる存在で、サウジアラビアにいるとデーツと一緒に出されるシーンがとても多いです。

飲んでみた感想は「サウジアラビアののスパイス&ジンジャーティー」のような風味で、実は私はずっとコーヒーではなくお茶だと思っていました(笑)
日本人の私でも美味しく、クセになる味でした!
まとめ|中東やイスラムの文化の根付くサウジアラビア料理を楽しもう!
サウジアラビア料理は、
- 米と羊肉を中心
- イスラム文化に基づくハラール食
- 砂漠由来の保存性とシンプルな味付け
- 共有を前提とした大皿文化
などが特徴でした!
また、ラマダン明けに食べられることも多い「デーツ」と「ガフワ(Arabic Coffee)」はさまざまなところで見かけ、私はサウジ旅を通じて「デーツ」にハマってしまいました!

小腹が空いた時、ダイエット食にもピッタリ。海外でも最近流行っている印象です◎
高級めなデーツも多かったですが、お土産にもぜひ!
他にも「ラクダ」のお肉やミルクが頂けるレストランやカフェもあったりと、いつもと違う異文化を体験できるサウジアラビア。
サウジアラビアを訪れるなら、ぜひローカル料理店にも足を運んでみてください。

他にもサウジアラビアで実際に体験した観光地やテーマパークの他、旅に役立つ情報を生地にまとめています!
ぜひ、本メディアが旅の参考になれば幸いです🙌